シュトーレンと良く合うLittle Drummer Blend 制作秘話①
Little Drummer Blend
Blend Concept
シュトーレンに合うブレンドを作ろうと思い、作り上げたブレンドです。
普通に飲んでももちろん美味しいですが、シュトーレンとペアリングしてみていただきたいコーヒーです。
最近、ペアリングにハマっております。
同じスイーツでもちょっとしたバランスや味の違いで、とても良いマリアージュを感じることもあれば、そうでなくなるのもあります。
例えば、レアチーズケーキとのペアリングの場合、酸味の効いたものもあれば、酸味は少なめで重ためなものもあります。同じレアチーズであっても、ペアリングをすると全く異なる結果になったりします。当たり前かもしれませんがw←
シュトーレンに合うコーヒー探し
まずは、シングルオリジンでひたすらペアリングをしてみました。
ケニア、ブラジル、エチオピア、グァテマラ、コロンビア、エルサルバドル…
ナチュラルやウォッシュトなど、生成方法の違いなども含めて、かなりの数のペアリングを実施しました。
しかし、暖かいときから冷めるまで、ずっとマリアージュを感じるコーヒーを探すことはできませんでした。
コーヒーは良くも悪くも、hot warm coldで味が変化します。
(実際はコーヒーの味が変わるというよりは、人の感じ方の違いの方が大きいのですが、、、この辺は別の機会に詳しく書きますね。)
全ての温度帯でマリアージュを感じるのは、もはや奇跡の出会いに近いんじゃないかとさえ思いました。
では、シュトーレンとマリアージュするコーヒーは作れないのでしょうか?
そんなことはないはずです。
そこで、わたしは、ブレンドに活路を見出しました。
ブレンドで実現してみる
ブレンドとはいろんな種類のコーヒーをブレンドする(混ぜる)ことを言います。
余った豆を適当にブレンドしたら思いの外美味しいなんて経験は良くありますよね!w
実際に検証に使った豆は、
・ケニア ニエリヒル ウォッシュト
・エチオピア コンガ ナチュラル
・グァテマラ サンファン テキシク ウォッシュト
・グァテマラ サンファン カツアイ ウォッシュト
・コロンビア カシオペア ハイドロハニー
・ブラジル ナチュラル
・エルサルバドル パカマラ ナチュラル
などなど。
これらをひたすら組み合わせと配合の比率を変えてブレンドしていきます。
ブレンドする上での注意点は、
・hot warm coldの3温度帯でしっかりとマリアージュすること
・ブレンドとして美味しいこと ←当たり前w
このあたりに注意してまぜまぜしていきますよー!!
Little Drummer Blend 完成
シュトーレンといえば、ナッツ、ドライフルーツ、アーモンドプードル、オレンジピール、ラム酒、バター、粉糖あたりが定番の材料でしょうか。
様々な温度帯でこれらのうちのどれかにマリアージュしていれば、全体としてうまくペアリングできるのではないかなーと考えまして。
試行錯誤の結果 ←この経緯は別記事にてw
エチオピア:ケニア:グァテマラ テキシク = 4:3:1 に決定!!
hot warm coldでそれぞれ主役が変わっていく印象です。
また、その変化のいずれにもシュトーレンとのマリアージュを感じることができました。
ということで、今回はこれにて。どうぞよしなに。
オンライショップも是非のぞいてみてやってください!